行田のお勧め

久喜から行田に引っ越して事務所を構えたのは去年の9月、早くも9ヶ月が経ちました。久喜に住んでいるときにも加須や騎西を経て行田まで足を運んだことはなんどもありますが、やはり住んでみるとわかることがあります。今日はちょっとそんな話を。

最近、といっても少し前ですが、「のぼうの城」で一躍全国区になったと行田市民が思っているだけの行田市、巷ではもっと大々的に宣伝して町を盛り上げたらいいのにという話を聞きました。行田というところは市民自身が非常に保守的でどうしようもないなって思っているようです。

人口も増えず、減っているようです。中心地はJR行田駅のあたりではなく、秩父鉄道秩父本線の行田市駅。といっても駅の周りに大きなビルはありません。商店街もとくに工夫もなく、廃れているに任せているような。どうも盛り上がりません。

今一番有名なのは上記「のぼうの城」の忍城、少し前は多くの観光客で土日はごったがえしていましたが、今はもとに戻っています。私も一度行きましたが、残念ながら忍城博物館といった感じで、お城に似せたコンクリート建物、中に入っても風情もなにもありません。せめて忍城が古の姿を今に残しているのであれば、行田のシンボルとしてみんなに紹介できるのですが。

ちなみに、「のぼうの城」で明智光秀が行おうとして水攻め、事務所のある元荒川から水を引き込み、広大な地域を堤防で囲んで忍城を隔離しようとしたとのこと、とても信じられません。豊臣秀吉の備中高松城は城の上部を除いてすべて水没したようですが、こんな平坦な行田の場所で水攻めをしたところで少し浸水したくらいの状況にしかならないと思います。

豊臣秀吉の小田原攻め終了まで唯一落城せずに残った北条方の城とされますが、あまりにもお粗末な先方を豊臣方がとったために落城を免れた非常に幸運な城というのが適切でしょう。当時はそのこともあり「忍の浮き城」として名城の誉れ高かったそうです。

「のぼうの城」では石田光成の本陣があった埼玉(さきたま)古墳群、なんどか行きました。悪くない公園なのですが、ここも風情が乏しい。何も神秘的なものを感じさせない。まあ特徴のない構造物なので仕方のないことなのでしょう。これを世界遺産にしようという市民の運動もありますが、それは無理だろって突っ込んでしまうくらいギャップがあります。ここが埼玉県の名称のもとになったという掲示板もたっていますが、それも諸説の一つにすぎません

味覚で言えば、ゼリーフライ、フライ、御家宝、十万石饅頭、いがまんじゅう、思いつくのはこれくらい。地域的には熊谷や加須と共通しているものもあるのですべてが行田だけの名物ではありません。ゼリーフライはおからのコロッケ、フライはお好み焼きの簡易版みたいな感じ。御家宝はお上品に食べるもの、十万石饅頭は普通に美味しい、いがまんじゅうこしあんの饅頭の周りに赤飯がまぶしてあるもの。最初は美味しいと思うが、あとから考えると饅頭と赤飯は一緒に食べる必要はないとの結論に落ち着きます。

最後に古代蓮、たぶんこれが行田最大の名産。今の時期少なくとも関東全域に古代蓮の里として目に付くはずです。この3連休古代蓮をみに行田を訪れるかたもおられるでしょう。ぜひ行田を楽しんでくださいませ。

投稿者:yamamura