UEFA Chanpions League Semi-Finalその2

UEFAチャンピオンズリーグ準決勝で、FCバルセロナがバイエルン・ミュンヘンに完敗しました。

ここ数年間、史上最強チームとして君臨してきたバルセロナに斜陽のときがきたようです。

その原因は何か。相手チームから分析され、対策が完成したから。そんなことではないと思います。

そんなことは昨季のバルセロナであれば打ち破ってきたはずです。では、何が変わったか。

それは、ここ数年間チームの哲学を体現してきたグラディオラが去ったことです。戦術、システムはなんら変わっていません。選手もほとんど変わっていない。高齢化によるレベルがダウンしているわけでもない。それでもチームの哲学に筋が通らなくなってしまったように思えます。

リーガエスパニョーラでは圧倒的首位に立っているのも、レアルマドリードがチーム内の紛争で歯車を狂わせていたことや、リーグ全体のレベルが経済状況もあって低下していること、あとは過去数年間の遺産であるバルセロナの勝者のメンタリティがまだ国内では通用していたことによるものと思われます。

その哲学が失われていっている証左は、メッシ依存体質の顕現化です。メッシがいるからなんとか勝ててきただけで、その他のメンバーではバルセロナの強さは発揮できない、それが現実です。シャビやビジャ、イニエスタといった世界的プレーヤーがいるにも拘わらず。

確かに、けが人が多い今の状況で、特にディフェンダーが人材不足になっている、それは理解できます。ただ、そうなってしまったのも哲学が失われたことを証明しているようなものです。

そして、なんとかここまでバルセロナを勝たせてきた勝者のメンタリティは、バイエルン・ミュンヘンによって粉々に壊されてしまいました。

バイエルンが強かったことは事実ですが、だからといってバルセロナが救われるわけではありません。もはや、その他のチームにとってもバルセロナは勝てないチームだとは思われなくなった。また、バルセロナの選手も自らを負けない、偉大なチームであると認識できなくなってしまうでしょう。このアドバンテージの喪失は致命的です。

来季のバルセロナは復調するか、難しいと思います。監督を誰にするか、それによって復活する可能性はないとはいえませんが、スーパーバルサの復活葉今のところ見えません。

投稿者:yamamura