慈悲(手塚治虫ブッダの話)

行田、熊谷の税理士やまむらです。

前回に引き続き、私が感じたすばらしい人生訓です。

今は亡き手塚治虫さんが描かれた漫画『ブッダ』、かなり昔に読んで感動したものですが、最近読む機会があったので、その中で人生を生きるうえで役に立つ、素晴らしい話があったのでここに紹介します。

これは、前回の『人を助ければ、自分が助かる』という話にダブるものですが、次のような話です(語っているのはブッダという設定です)。

 

ひとつたとえ話をしよう。

ある老人が砂漠に行き倒れになっていた。その老人は飢え、渇き、そして疲れで足も動かなかった。そこへくまときつね、そしてうさぎがやってきた。くまは川で魚を採り、きつねは土を掘って食べられる根っこをもってきた。でも、うさぎはどうしても食べ物をみつけることができませんでした。うさぎは老人に火をおこしてほしいと頼み、何をするのかとくまやきつねが不思議がっているなか、自らの身を火中投じたのでした。

うさぎは自分から飢えた人に食べられて、そして神になった。さて、今の話はたとえ話だ。昔、子供のころ聞いた話なのです。だが、私はこのような行いをした人間を目の当たりにみたことがある。その人は生きたまま飢えた狼の子に自分を食べさせたのだ。

その人はもちろん苦しかっただろう。引き裂かれる痛みは耐えられなかっただろう。もちろん、このようなことは誰にでもできることではない。

みなさんはみなさんのできる方法でやればよい。お金を持っているいる人は苦しんでいる人に与え、力のある人は苦しんでいる人を支えてやりなさい。余分なお金も力もない人は、せめて相手の気持ちを汲み取ってかわいそうにと同情してあげなさい。

それだけでもいいのです。それであなたはあのたとえ話のうさぎのように、相手のために苦しんだことになる。

この心のことを「慈悲」と呼びましょう。どんな人の心にも宿っているはずです。

だから、あなたが誰か苦しんでいる人のことをあわれんだとき、同じように別の人がきっと、あなたについてあわれんでくれているはずです。

あなたが誰かを助けたら、別の人が今度はあなたをきっと助けてくれましょう。それは誰も彼も生きとしいけるものがつながっているから。

 

いかがでしょうか。人は一人では生きられない。人とのつながりによって生かされているんだと思います。そう思って生きていれば、きっと人生は素晴らしいものになるものと私は信じています。

投稿者:yamamura