トイレの神様

「トイレにはそれはそれはきれいな~♪
女神様がいるんやで~♪
だから毎日きれいしたら女神様みたいに
べっぴんさんになれるんやで~♪」

大阪育ちの私としては、なんでこの歌は大阪弁なんやって思ってしまいますが、今日は事務所でトイレ掃除が運を引き寄せるという話がでたので、少しトイレ掃除の経営学についてです。

5Sや3Sは日本の企業にかなり浸透していて、多くの会社で標語が張られ、日々あるいは週に1回くらいは全員で掃除するなんてことはやっているのではないでしょうか。

整理整頓ということで、要らないものはできるだけ捨てて、残すものは置き場を決めてきれいに置く。そうすることで、仕事の効率化を図り、さらには職場環境の美化を通して、従業員の会社へのロイヤリティアップ等を図るとか。

しかし、日経ビジネスの記事によると、5Sを推進している工場よりそんなことをしていない工場のほうが生産性が高かったというデータもあるようですから、必ずしも5Sが生産性アップに結びつくとはいえないかもしれません。

そこで、トイレ掃除の話。よく社長自らが率先してトイレを掃除することで、会社はよくなるって話を耳にします。

たしかに社長がトイレの掃除をすれば、従業員もトイレもそれ以外もきれいにしなければならないと思うでしょうし、社長がふんぞり返ってないで会社のためにみんなが嫌がることでもしてくれるということで、モチベーションもあがると思われます。

ただ、率先垂範については、社長の人間性、リーダーシップの問題が大きく、やったからすぐに効果がでるというものではありません。やってみたもののすぐに、あるいは1年ぐらいでやめてしまったということであれば、おそらく何の効果もないでしょう。

とくに最近の風潮として、社長はふんぞり返っているものではなく、みんなのために率先してしんどいことをしてくれる、と普通に思っている従業員も多いので、昔の人のように驚きをもって受け止めてくれず、悲しいことに社長だけがずっとやっているなんてことになることも。

これからやろうというのであれば、効果が感じられような感じられまいが、社長を引退するまで続けるという覚悟が必要になるものと思います。

そういう覚悟をもった社長であれば、トイレ掃除以外にもいろいろと会社をよくするための工夫、改善を行っていくでしょうから、会社は当然のこととして、いい方向に向かって進んでいくはずです。

何事も継続です。経営に近道はないという話の一つではないでしょうか。

 

 

 

投稿者:yamamura