中小企業のコスト削減の進め方

中小企業のコスト削減をどう進めるか。

進めるにあたって大事なことは次のようなことです。
① 金額的に重要なものに重点的に取組むこと
② 従業員のモチベーションを下げないよう熟慮すること(特に人件費削減)
③ コスト削減の結果が何をもたらすかを明確にすること

また、進め方としては外部の経営コンサルタントに頼む方法と社長が先頭にたって従業員とともにやる方法があります。
成功報酬型で受けてくれるコンサルタントなら結果として早く成果がでて結果として安く済みますが、長期的に考えれば会社として身に付かず元の黙阿弥になってしまう可能性もありますので、会社の状況に応じて考えるべきでしょう。

まず、金額的に重要なものといえば当然人件費ですが、従業員の幸せあっての会社ですのでまずは経費の削減を考えます。

金額が大きな項目から並べていけば何に取組むかは決まります。やることは単価を下げるか、使用量を減らすかしかありませんので、外部との交渉と従業員の削減努力が必要になります。

インターネットで見れば簡単に最安値のところは探せると思います。それをもって既存の取引先と交渉し、単価が下がらないなら切り替えます。単に値切るだけでなくサプライヤーと共同で安くする方法を探すという姿勢が必要です。

使用量の削減はまずは目標設定を行うことです。それだけで大幅に下がる場合があります。そして次に仕組みを変えることを考えます。現在はコンピュータが簡単に使えていくらでも効率化できる余地があるのに旧来の方法を続けているところが多いのが実情です。ただ、社内に仕組みを変えられる人材がいることはまれですので、ここは外部のコンサルタントも入れて一緒にやってもらうことも必要になります。

経営再建・企業再生のステージにある会社であれば、人件費の削減、事務所の移転等本当に大胆な手を打たなければいけませんが、そこまでいっていないなら上記のようなところから始めればいいのではないでしょうか?

<主なコストダウン項目>

【経営・全般】
・利益を生まない動産・不動産の売却、ダウンサイジング、セールアンドリースバック(本社ビル、社用車、社宅、等)
・会議の削減、ルール設定
・交際費の削減
・営業回り、ダイレクトメールの削減、メール・インターネットの利用拡大
・保険の見直し、削減
・管理業務等のアウトソーシング
・役員数の削減
・固定資産税の削減(利用方法の変更等)
・経営者の個人保険の見直し(会社の保険に)
・役員退職金の減額
・公的機関による研修の実施、社員の自主的な資格獲得の奨
・工具・備品の購入ルール見直し、中古品購入、在庫管理の徹底

【人件費】
・残業代削減(事前承認ルールの徹底、業務ルーティン・割当ての見直し、年間変形労働制導入)
・諸手当見直し(住宅手当、家族手当、皆勤手当、等)
・出張旅費規定・慶弔規定他就業規則の見直し
・助成金の活用
・退職金制度の見直し(企業年金の廃止、ポイント制、給与支給化)

【仕入・在庫】
・共同購買の推進
・仕入価格の低減(仕入・外注先の絞り込み、新規仕入・外注先発見、仕入・外注先の原価低減への協力)
・在庫削減(システム管理化、2S徹底、経営方針化)

【販売管理費】
・福利厚生制度の見直し、引下げ
・固定電話・携帯電話契約の見直し(おとくライン等の利用)
・水道光熱費関係契約の見直し
・高速道料金の削減(ETC設置、営業ルート見直し)
・郵便料金の削減
・清掃契約の見直し、回数削減、内製化
・振込手数料削減、インターネットバンキングの利用
・物流費見直し
・広告の見直し
・営業車の削減
・保守契約の見直し
・不要な事務所備品の売却
・制服の廃止
・ごみ処理費用、産業廃棄物処理費用の削減(出さない工夫、出す際の工夫)
・印紙税の削減(契約方法の見直し)
・プリント枚数の削減(見える化、課金制)
・ガソリン代の削減

【営業外費用】
・支払利息の削減(借入金の削減⇒歩積預金の削減、支払・回収サイトの見直し、金利交渉)

投稿者:yamamura

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